指折り

 昨晩はお寿司をみんなで食べに行った。あと一週間で鶴岡での授業が終わってしまうので、思い返してみれば昨日がみんなで食べる最後の寿司だったのかもしれない。沢山食べたお寿司は、鶴岡での楽しかった思い出として刻まれていくものだと思うし、そういう何気ない思い出が積み重なるというのは、嬉しいことだと思う。

 最後の日まで指折り数えられるようになると、突然にこれまでのことが思い出に昇華する、気がする。本当に辛かったことは「いい経験だったね」となるし、孤独だったことは「いい時間だった」になるんだろうなあ。我々は現在を生きることしか出来ないし、こうして経験が思い出として美化されていくことも全然悪いことではない。これから先、そういう思い出に救われることも、はっと気付かされることもあるかもしれない。

 残りあと一週間。さっき、2011年最後のテストが終わった。これからゼミの発表を聞いてから、忘年会。美味しいご飯にありつきたい。