窓に差し込む陽が嬉しい

 鶴岡の冬は寒い。いつの間にか冬になって、気づいたら毎日雪が降って、毎日曇り空に雪が吹雪いて夜道はつるつるに凍結するのにも幾分慣れた。

 早朝、研究室から部屋に戻るとき、薄っすらと青空が見えた。その数時間後に起きなきゃならない理由があって、外に出てみたら見事な晴天だった。雪が降り始めてから青空も太陽も殆ど見ることができなかったからすごく嬉しかった。雪国にいると寡黙で内省的になる。太陽がいつまでも見えず、厳しい風と雪だからなんだと思った。時々は陽を浴びたいし、気分だって大きく変わるんだと思った。

 2011年の終わりはもう目前。それまでもまだ終わることはできなくて月曜日までは踏ん張らないといけない。学生の身分だから、正直年末をことの区切りとするのは好きじゃないし、今年の精算は3月にやればいいと思ってる。それもでこの師走感には勝てない。

 年末年始は名古屋の実家に帰る予定で、おばあちゃんちのでっかいテレビの前のこたつに入って、みかんを食べながら年賀状を仕分けたり、だらだらインターネットして過ごしたいです。