これは近況報告です

 人よりも何かについて相談することが苦手で、身の上話をするのも気が進まない。だから最近こんなことがありましてね、と話を始めるまでにとても時間を要する。決心しないといけなくて、決心することはそれなりのエネルギーを使う。今日もそういう感じで、今週もそういう感じで最近とても多い。ときどき、自分のことを棚に上げてそれに気付かれないようにしながら、人の話を聞くのがうまいって言われることがあるけど、的を得ていると思う。

 判断を保留することは永遠に引き延ばされた希望を抱くことだ、というセリフがあるが、これはフィッツジェラルドによる優れた発明品のひとつであった。今もなお、判断先延ばし原理主義たちが最も大切にするスローガンであり続けていることは言うまでもない。

 真面目に書きだしたつもりが変な台詞を思い出してしまって書くことを殆ど忘れてしまった。とにかく最近はこういうことを思っている。人に相談するのが妙に苦手で気が進まないのは、たぶん、さんざん感じている自身の不甲斐なさや不出来さを改めて人前で感じなくてはならないのか、と思って勝手に萎縮しているのだなと分析した。でも、相談すると大抵は解决するから、だだをこねる暇があれば相談に行けば宜しい。これは正論である。こういった問題は、正論を振りかざすと大抵は失敗するからこそ難しい。

 本質的には、もっと打たれ強くなる必要がある。研究の進捗や実装、結果に対して、特に上手く行っていないときにこそ(よい結果が出れば嬉しくて話すはず)、自分の進捗はこうです、と言えるような、自身を開かれた状態にしなきゃいかんなと思う。加えておくと、進捗ダメですっていうあれは開き直ってるからあまり意味がない。面倒を見てくれる人がいて、助言や相談を受けられる場所にいるのであるから、もうちょっとましにならないといけないなと卒論提出の2ヶ月前になって漸く気づくような有り様である。

 あーーーーってなってきたから午後の部をやります。