小言

小洒落たカフェでカフェアートを書いてもらってコーヒーを飲みたい、寒い中何十分も並んで有名店のタルトを買う、アンティークを揃えたフックカフェを開きたいなどという、スイーツと呼ばれる志向や言説は、結局のところ、洗練された都会への憧れやルサンチマンへ収斂してゆくものだ、と鍋をつつきながら話し、概ねの合意形成に達したという昨日の記憶が微かにある。