感動できること

 感動できる感受性が人生を何よりも豊かなものにすると友人がさいきん云っていた。

 カメラを常の持ち歩くようになってから、日常の一瞬をできればきれいに、何かの意味を込めて残したいなと思うことが増えた。カメラ、200枚に1枚くらい、自分で撮ったとは思えない(これはすこし言い過ぎだ)、シャッターを切った瞬間を超える絵が吐かれるときがあって、感動する。

 感性が鈍ると感動できることが減る。深夜、久しぶりに長い時間飲んですこしほてりを感じながら、豊かな毎日を送ることができたならと思った。