愛は「放てば手に満てり」ですねえとばっちゃが

頭が窓ガラスに吸い寄せられるようにぐったりしながら電車に揺られ、駅ホームのサイネージに流れる運転見合わせの文字列に帰りが遅くなることを半ば覚悟しつつも杞憂であったことに安堵し、酔ったおっさんがやけに多いなと思えば今日は金曜日、週は終わりを迎えていた。
 倒れこむようにベッドにダイブしたもののあまり眠くないのでこうして眠気の到来を待っているのだが、ときどき脳内にじっちゃやばっちゃが出てきて、格言ぽく自己言及しては帰っていくみたいな忙しい感じになっている。すこし引っ込んでほしい。
むかし、と言ってもいつからなのかは忘れてしまったけど、たまに美術館に行って由緒正しきお寺にお参りしたり、ジャズバーに入門するといったような文化的な潤いのある生活に憧れがあったことをふと思い出している。
ばっちゃがまた何かいい始めたけど眠くなったので今日はこれにてお開きとさせて頂く。