また読み直したくなった本など
昨日は本屋にいって散々立ち読みしたりしながら、レジの近くに平積みされていた柳田国男『山の人生』を買った。明治の頃のマタギの人たちの話で、人生つらくなっていきなりマタギになった人がいたり、昔は神隠しで子どもが急にいなくなったりする(ほんとうに帰ってこない)ことがよくあったらしい。
戦後急速に失われていった(失われたということになっている)地方に生きた人たちの話を読むのはかなり面白い。民俗学である。奈良の山奥で生活していた人たちで、第二次世界大戦の終戦すら知らずに生きていた(ある意味隔絶されて)人たちもいたようであるから、日本の歴史もほんとうに様々である。宮本常一とか読むとそういった驚きがたくさんある。歴史の教科書だと、未解放部落の話とか確か出てこない気がするし、日本に差別があったこととか悲しい歴史があること、意外と知らない人も多い気がする。長いけど、住井すゑの『橋のない川』とか4巻目くらいで挫折してしまったし、また読み直したくなった。
- 作者: 宮本常一
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/11/05
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- 作者: 宮本常一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/12/06
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これも面白かった覚えがある。
- 作者: 上原善広
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 新書
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