教養についてwikipediaで調べてみた

 wikipediaの"教養"を今日は読んでいた。

一般に、独立した人間が持っているべきと考えられる一定レベルの様々な分野にわたる知識や常識と、古典文学や芸術など質の高い文化に対する幅広い造詣が、品位や人格および、物事に対する理解力や創造力に結びついている状態を指す。

とか言っていた。教養について知りたいのに、知識や常識や芸術や造詣や品位や人格や理解力や想像力の意味がよく分からない。教養について分かった気にすらならなかったから、ウィキペディアに頼るのはやめて自分で考えることにした。教養、あの人は教養がある/ないとか、そういう教養のない発言は慎むべきである、とか色々な場面で使われるけれど、そもそも教養とは何かと問われてしまえば、きちんと説明することは難しい。

 教養とは自身の知らない学問分野や異質な事柄に対して、どれだけ敬意を払えるか、あるいは尊重できるか、と言ってよい。昨日、帰りの電車の中で、隣の母親らしき女性(たぶん)が他の母親の買い与えたおもちゃとかについて、9回くらいずっと「ありえない」って話しているのを聞いていて、なんかよくわからないけど教養がなさそうって思ってしまったのだけど、それがなぜなのか分からないので、ずっと教養について考えていた。

 身の回りの多様な言説にできるだけ寛容でいたい。よく知らない研究分野をほんの少し聞き齧ってそれ意味ないとかはねのけたり、よく知らない人の意見をよく知らないままに退けるのは権威的だと思う。よく知らないことは、だれでも簡単に批判できるけど、殆どは的外れな批判になる。よく調べても的外れや見当違いになることすらままある。よく知らない人はよく考えているひとには勝てない。知らないことは簡単に首突っ込む前に中の人の気持ちや意見が分かるように外堀を調べたり聞いたりする必要があるし、そういうのが敬意を払うということだと思う。教養を身につけたい。教養については以上です。