音楽事情

 嗜好する音楽やテレビについて、こだわりが無くなってきている。或いはそのものへの関心が薄れているのかもしれない。それでもなお、良質な音楽や映画、たまにテレビに触れていたいという志向性もあるから、一概に関心が薄れたとは異なるといってよいと思う。

 思い返してみれば、一ヶ月でテレビを累積で3時間くらいしか見てない気がするし、iTunesやタワーレコードで音源やCDをここ1年くらいは買ってないと思う。本はさまざまな種類をそこそこ買っている。音楽やテレビや映画といったコンテンツについて、何かを選択すること、または購買する価値のあるものを探しだすことに億劫になった一方、rajiko.jpで勝手に流れてくるヒットチャートを聴いたり、SoundCloudで知らないDJがリミックスした知ってる曲、知らない曲を聞くことが主流になった。

 SoundCloudがiTunuesに取って代わろうとしている。iTunesライブラリの数千曲よりも、聴いたことのない音楽が勝手に耳に飛び込んでくる経験が楽しい。リミックスを聞くとださい曲がめっちゃかっこよくなったりする。電車のなかでトンネルとか入るとコネクションが切れてしまうので、それまでにどれだけバッファを貯めるかゲームを密かに楽しんだりしている。まさか嵐を聞くことになるとは。