きらいなことば

 日本語とかカタカナの略語、基本的にダサいと思っていて、できることならあまり使いたくないなと思っている。略語、育った地域とか帰属するコミュニティとか中の人にしか分からないような閉鎖的な印象がある。

 大学に入りたてのころ、田園都市線に乗り換える友だちが中央林間を「中林」と略していたのは今も鮮明に記憶していて、一瞬なんのことか分からなくて、すごいださいなーなんで略すんだろ、、中央林間って言えばいいのにって思ったけど言わなかったことがあった。でも、秋葉原のことはアキバって言ってもなんか許せるというかアキバって言ってしまう。矛盾しているように思えるし、不思議だ。カネボウとか鐘淵紡績株式会社の略だってこと、知らないひとのほうが多い。

 高校とか大学とか、部活とか、サークルとかで使われていることば(ここでは略語をより一般化してもいいと思う)は、その外側のひとには全く伝わらなかったり、嫌悪されたり、びっくりされたりする。わけわからない略語とか会話で使われれると結構いらいらすると思う。例えば、首都圏から離れた野球にも興味ないひとと話すとき、早慶戦っていうより大学野球を応援しに行ったよって言うのが丁寧なことばの使い方だと思う。

 翻って我が身である。相手のこと想像しながら、端折ったりせず丁寧にことばを使えるようになりたい。むかし、大学には端から見ると意味不明な略語とか固有名称が多すぎていらいらしたこと思い出した。