またタイトルが思いつかない

 2012年も362日目である。日常はどこまでも連続的で、西暦が1つインクリメントされたところで、成し得ぬものが形になり、どこか別の地平が切り開けるものでもない。それでもなお心機一転して、今年の目標を一つや二つ掲げたくなる。

 インターネット上での振る舞いは、いつの間にか、あるいは漸次的に変化していき、会話の内容もどこか均質化してゆく様を就活する周りの大学生たちから微かに感じながら、そうではない方向へ無自覚にも舵を切ったことを改めて感じさせられる。

 食いつなぐ、というのは些か語弊があるが、この先どこか拾ってくれる場所をみつけることには変わりない。現在と到達可能性の狭間では、選択肢が脳天気にぷかぷかと揺れ動いている。こんなものは、可及的速やかに沼底に沈めてしまいたいなと思う。刺すような寒さと自分の至らなさが相まって、萎縮しがちな身体を少しばかりほぐしたくなった。